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7月上旬の富士山
山頂に残る雪はごくわずか
御殿場駅から離れていて定宿からも遠いのでなかなか行く機会のなかったお店。大好物の鰻が関東風、関西風どちらでも食べられると聞いていたので、都合のついた時はたいそう嬉しかった。
午後遅く始まるカウンターだけのこじんまりとしたお店
ご夫婦の対応が心地良い
お店の前の生簀には鰻が泳ぐ
御殿場周辺で食べる鰻は蒸してある関東風なので、満を持して、蒸さない関西風を頼んだ。つまり、白焼き → 蒸し → タレ焼きではなく、はなからタレ焼き。
まずは白焼き
蒸さないほうが身がしっかりしてると言うか
鰻が感じられると言うか
蒸さなくてもこれほど柔らかいとは想定外
うな重も関西風にしてもらった
蒸さないからご飯の間に敷くみたい
ご飯は少なめにしてもらった
こちらも鰻が鰻らしかった
焼く時間は驚くほど短い
関東風のほうが長く焼いているような気がする
蒸さないから硬いとか言うのではなく
鰻自体が元々柔らかいのだろう
タレもあっさりしていて邪魔しない
大満足
おおむか~し。大阪で鰻を食べた時に頭がついてきてびっくりしたことがあるけど、覚えているのはそれだけで、あの頃は美味しいものに頓着がなかったようだ。飲むのは昔から好きだったけど。(笑)
今回、鰻の新たな側面 (!!)に出会えた。御殿場での鰻は1軒に絞ってしまっているけど、たまには冒険するのもいいもんだ。
・鰻の生命力ってすごい。とにかく暴れる。開かれてもまだ身をよじる。鰻をいただくということは、そのおすそわけにあずかるということなのだと納得。
・蒸さないので串は長い金串を使っていた。次回機会があったら関東風を注文してみたい。
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6月中旬
幻想的な富士山の絵
ファイルを整理していたら懐かしい写真が出てきた。
ユイレーシングスクールを立ち上げた時から告知はWEBサイトだけだった。そのホームページに月替わりで載せていた写真。どれも1980年代、躍動していたアメリカのモータースポーツを取材したもの。
加工して掲載していたのとオリジナルが手元にないので見難いけど、あの頃のアメリカはクルマを使った遊び方の宝庫だった。日本人にとってはほんとうに眩しい世界だった。
日本では味わえないクルマの楽しさをどう伝えるか躍起になっていた時代が懐かしい。
LAオートショーでのホットロッド

ロングビーチGPでのCARTインディカー

ポモナレースウエイでのNHRAドラッグレース(写真左からファニーカー、ファニーカー、プロストックの各クラス)
ウィロースプリングスレースウエイでのSCCAフォーミュラフォード スゥイフト全盛時代

たなびくスターアンドストライプ

リバーサイドレースウエイでのIMSA GTPマシン
WKA スーパーカート

ワトキンスグレンのNASCARウィンストンカップ(4枚目は今は亡き大好きだった名手デール・アーンハート)
ボンネビルソルトレークでのSCTAスピードトライアル

リバーサイドレースウエイダートストリップでのSCSDAサンドドラッグ

ロードアトランタでのSCCA Run-off(全米選手権)ショールームストックGTクラス

世界で一番速いオープンウィール ワールド・オブ・アウトロー

フェニックスレースウエイでのトラクターレース
アメリカはクルマの楽しみは無限であることを教えてくれた。
だから。ユイレーシングスクールはクルマの楽しさとクルマを動かすことの楽しさをずっと伝えていきたい。
・ユイレーシングスクールWEBサイト ホームページ
・ユイレーシングスクールポリシー
・ユイレーシングスクール教科書プリフェイス
・ユイレーシングスクール教科書目次
・ユイレーシングスクール2018スケジュール
今年3月のYRSツーデースクールにアクアで参加してくれたTさん。受講して運転がより楽しくなったみたいですよ、とYRSを勧めてくれたF君から聞いていたのだけど、先日のYRSオーバルスクールの日に買ったばかりの新車で現われた。
Tさんが購入したヴィッツGRMN
なんと
150台限定生産
税込み400万円ちょうどだと
ただし既に完売らしい
ヴィッツの最もベーシックなモデルは120万円を切る
売れ筋で160万円ぐらいだと言う
この飛躍にはちょっと驚く
こういうクルマを支持する人が存在するのは確かで、その人達はその商品に価値を見出しているのも事実なのでそれを否定するつもりはさらさらないのだけど、メーカーのなんでもありのマーケット作りはどうなんだろうね。商品のありようが結果的に文化を育む、という視点からは・・・。
オーバルレースに出ちゃいなよ、と水を向けると、「まだ200キロしか走っていないので、慣らしが終わったらスクールに来ま~す」。
その時には乗せてもらって、冷静に評価してみたい。
トヨタ自動車WEBサイトから原文のまま引用して作った頁
ちょっとツーマッチだな
以前は頻繁にYRSオーバルレースに参加してくれていた阿部さん。綾瀬市でミスタータイヤマンというショップを経営しているのだけど、仕事が忙しくなったとかで顔を見る機会もなかったある日。突然電話がかかってきた。
聞けば、ユイレーシングスクールのカリキュラムを使って社員研修をしたいのだという。喜んで協力する旨を伝えると、改めてメールが届いた。そこには次のように書かれていた。
《今回の趣旨》
正しい理論に沿った運転技術を身に着け、教わった理論・体感した経験を今後のタイヤ、用品の販売に役立てる。
今回トムさんに依頼したきっかけですが、普段スタッフが商品(主にタイヤ)の説明をする際、例えば“雨の日は滑りやすいのでこちらの商品が良いですよ”など説明するのですが、その滑りやすい状況や実際に滑った、危なかったという経験がスタッフによってまちまちで、同じ内容を説明するにしてもスタッフによって一貫していない、説得力に乏しいと感じた事でした。
私の予想ですが、その様な経験が少ないというより普段からその様な事象を意識していない為、少なからず起きていても感じ取っていない、または気のせいにしている、さらには気にしないといった事ではないかと思っております。
私的には実際にタイヤが滑っていく感覚等は誰しもが感じ取っているのではないかと考えております。それを意識しているか、いないかの違いであれば、理論を学びそれを実践していく事で人の感覚と理論が一致するのではとも思っております。
当社の大半のスタッフが自動車に求めているのは移動の手段であり趣味ではないので、今後レースやスポーツ走行をするという可能性は低いです。しかし扱っているタイヤという商品は自動車の性能を決める上で非常に大きな要素が含まれていますので、カタログの内容を意味も分からず説明し販売するという行為が良いとは思えません。
少なくとも私自身がクルマ・バイクが趣味としておりますので、当社を利用頂くお客様にはきちんとした説明をして販売したいという思いがあり、私の会社にいる限り分身であるスタッフにもそうあってほしいという思いもあります。
トムさんのスクール内容はシンプルに見えて、実際は奥の深いところまで教われるというのがとても魅力的です。特に当社にとっても良い点が、タイヤの使い方が中心にあるところです。タイヤをいかに有効に使うか、その解説を皆に聞かせたいのです。
併せて運転操作に対して自分の思った動きをクルマさんがしてくれた時の嬉しさや楽しさを当社のスタッフが一瞬でも感じてくれればという思いです。
私も16歳でオートバイに乗り始めた頃、とても楽しいと感じていました。18歳でクルマに乗り始め、憧れのフォーミュラカーにも乗りましたが、今考えればあまり正しいとは思えない理論をアドバイスされ、運転自体も上手くいかず、資金のやり繰りにも嫌気がさして一度止めてしまいました。
その後、大型のオートバイでツーリングをのんびり?楽しんでいましたが、きまぐれで手に入れたロードスターでレースがしたくなり費用の掛からない草レースの様なものを探していたらユイレーシングと出会いました。
オーバルレースに出たいが為に受けたスクールで、そんな本格的な講義が受けられる(しかも格安)とも思っていませんでしたので(ごめんなさい教科書あんまり読まずに行きましたw)、とてもショックを受けたのを覚えています。当時、数年前までFJに乗っていたので内心自分の運転はうまい、理屈に合ってると思っていたのですが、いざ走ってみたら操作は雑だし、ブレーキは突っ込んでるはで全くタイムも遅く、座学に続いてショックでしたw。
しかしそれも、その後継続してYRSに参加した事でその時の事(初めて受けた時の事)を振り返り、何が悪かったのかを自分なりに分析出来る様になりました。もちろんまだまだ技術は低いですが、それなりのかたちにはなってるのかなとは思える様にはなりました(運転技術向上に終わりはないでしょうから)。それはトムさんはもちろんの事、YRSの仲間のおかげと思っております。
モータースポーツらしきもの?を初めて27年経ちましたが、その中でYRS、レーシングチーム、プロらしき人w、先輩方、色々教わりました。その中で唯一、理論&事象&自分の感覚が一致したのがYRSです。自分の会社のスタッフに“研修”と称して自信をもって受けさせられるのはユイレーシングの他にはありません。
乱文・長文で申し訳ありませんが、今回のレッスンを有意義なものにしたいので、自分の今まで感じた事や感謝を伝えたいと思います。併せて、このレッスンを通してモータースポーツと一般交通社会が近いものと確信できたらと思っております。
余談ですが、最近はオートバイで国際A級ライダーに教わってます。オートバイに対する勤勉さ、取り組み方はトムさんに似ています。ダジャレも大好きですwあと自分が一番速くないと気が済まないところw またお会いした時にお話したいと思います。
暑い日ざしの中
いつもよりは少しばかり真剣にクルマを動かす
終わってみればみんな笑顔
思い通りに動かせれば面白くないわけがない
右から2人目が阿部さん
阿部さんは一日中裏方に徹し、社員のみなさんが走るのをサポートしていた。
こういうのいいね。クルマはよくできた道具だから、使い方さえ覚えれば裏切られることもない。今のタイヤはよくできているから、そんじょのことでは破綻はきたさない。けれど、その理由がわかれば運転に余裕と想像力が生まれる。それらがやがて確信に変わる。
西日本を中心にした豪雨で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。地元大津市北部も大変な雨でしたが、幸いなことにふだん通りの生活をしています。被災地が一日でも早く復興することを祈っています。
今回はこんな姿
須走から仰ぐ
雪はほとんど消えてしまった
富士スピードウエイがリニューアルオープンする前。先に完成したジムカーナ場を借してもらえることになったのでYRSオーバルスクールを始めた。2004年春だったか。あれからどのくらい通ったのだろう。富士山に挨拶して、ドライビングスクールをやって、美味しいものを食べてのFSW詣で。
10年くらい前のことだったと思うが、御殿場市の端のほうのたいそう有名な海鮮料理のお店に行ったことがある。ちょっといつもの行動パターンから外れているのでそれ以来行っていないのだが、時間ができたので久しぶりにのぞいてみた。
13切れもの大ぶりの中トロ
漬けたれも自分好みで大満足
割り箸と比べれば
器の大きさがわかるというもの
ここは海鮮丼を注文する人が圧倒的に多いのだけど、今回も中トロの漬け丼にした。たいへん美味しかった。期待以上の経験だった。
けど、店を出る頃、次回来ることがあったら赤味の漬け丼にしようと思っている自分がいた。美味しいものが大好きなのだけど、なんか、食事で歳を感じるのは悲しいね。
開店前にパチリ
遠方からの来客が絶えないお店
座布団ぐらいある四角いかき揚げが有名です
FSWへの往路
新東名の静岡あたりだったか
富士山が出迎えてくれた

スクールにはかなりの台数のルーテシアⅢRSがやってきたし、Yさんも手に入れたし、比較的出会う機会が多い。けれど、スクールの時以外はあまり出歩かないせいもあるのだろうけど、街中や高速道路を走っていてルーテシアⅢRSに遭遇することは皆無だった。
ところがある日。買い物からの帰り道。車列の10台くらい前に銀色のハッチバックが走っていた。間にダンプカーやらいろいろなクルマがいるので定かではなかったが、額縁のないリアウインドとその形状、テールライトの形状と配置から 『あれ? ルーテシアⅢRSかな?』と。
前のクルマがコンビニの駐車場に入ったり、湖西道路真野インターチェンジで京都方面に向ったりしたものだから、ついにその銀色のホットハッチの真後ろにつけた。
思わず 『やったぁ!』。ルーテシアⅢRSとの遭遇は初めて。自分のルーテシアⅢRSをすごく愛おしく感じるから、同じクルマに乗っている人と出会うと嬉しくなる。
つい、その人はどんな理由で選んだのかとか、運転を楽しんでいるのかとか、お節介ではあるけれど、あれこれ想像してしまう。

信号が変わり対向車が来なくなると、けっこうな勢いで発進したルーテシアⅢRS。横に並ぶ機会がないからどんな人が運転しているかはわからないけど、元気に走らせているのを見てニンマリ。

敦賀方面に向って湖西道路を北上する。

『 前を走るルーテシアⅢRSはどんな使われ方をしているのかね 』。
『 できるだけ長くルーテシアⅢRSを走らせてくれるといいのだけどね 』。
今さらながら、ではあるけれど、ルーテシアⅢRS、ルーテシアⅣRSシャシースポール、マイナーチェンジ後のルーテシアⅣRSシャシーカップと最近のルーテシア・ルノースポール全てを味わうという贅沢から見えること。
2010年秋
一目ぼれして手に入れたルーテシアⅢRS
運転歴50年の目は節穴ではなかった
稀に見る作り込み
全てがナチュラルなホットハッチ
運転が好きで良かったと思わせてくれる
まさに人間能力拡大器
終の相棒
2015年春
ルノー・ジャポンがルーテシアRSを貸してくれることになった
仕様を決めさせてくれたので
足回りはシャシースポールを
エクステリアカラーはルージュフラムMを選ばせてもらった
ルーテシアⅢRSとは異なる路線に踏み込みながら
ルーテシア・ルノースポールの世界を広げてみせた
さすが
春
比良山系の麓
琵琶湖畔にたたずむ
春
桜の名所琵琶湖バレーに登る
晩春
山中湖畔にたたずみ富士山を仰ぐ
初夏
湖西が緑色に染まる
夏
小山町に稲穂育ち雲たなびく
夏
厚い雲が垂れ込める琵琶湖東岸を望む
夏
琵琶湖の朝
晩夏
海ほたるでひと休み
秋
小山町が黄金色たわわに
秋
緋色まぶしく
2017年秋
新しいルーテシアⅣRSがやってきた
シャシースポールからシャシーカップへと靴を履き替えて
マイナーチェンジ後のルーテシアⅣRS
マイナーチェンジ後のルーテシアⅣRS
と言っても外観は
フロントはランニングライト回りの意匠が変わったのと
リアではLuteciaのバッジがなくなったことと
RENAULT SPORTの文字が独立したことを除けば
マイナーチェンジ前と後で相違点はない
で、マイナーチェンジ前のルーテシアⅣRSのディテールを撮影していなかったのであいまいな部分もありそうだが、マイナーチェンジでの深化の記録。
アイドリングストップ機能が追加された
バックソナーが追加された
両方ともデフォルトでON
ステアリングホイール右のスイッチで解除できる
シフトノブの形状が変わった
少し角ばったかな
ドアミラーのコントロールパネルが一新
ドアミラーがドアの施錠開錠に連動して収納展開するようになった
デフォルトでOFF
もちろん常時ONにできる
ルームライトの意匠が変わった
バニティミラーに夜間点灯するライトが追加された
ヘッドレストにRSの文字が
フォグライトとコーナリングライトが追加された
他にもあるかな。見落としていたらゴメンナサイ。
あと、
シャシーカップになってホイールが18インチに
エアコンのコントロールユニットはそのまま
ここは変わらなくて良かった部分
燃費などディスプレイに表示される項目から
車載温度計がなくなったのは唯一の残念
新機軸の紹介ビデオ
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◎ 施錠から開錠へ(開錠後30秒ほど点灯しています)
◎ 施錠から開錠へ(開錠後30秒ほど点灯しています)
◎ コーナリングライト(ステアリングの据え切りはすべきでないけど一度だけ)
◎ 施錠と連動するドアミラーの収納はいたって便利
クルマは人間に利便性をもたらしてくれる無機的な道具であるけれど、同時にクルマ好き、運転好きの人間にとってはこの上ない相棒でもある。だから、クルマは感性に訴える存在であってほしい。
セクシーな外観はもちろんのこと、1.3トン以下の車重でこの動力性能と走行性能を備えているルーテシア・ルノースポールはまさにそんなクルマ。今までもこれからも。
” Emotional crutch ”
FSWでスクールがある時は、天気がすぐれなくても富士山が見えることを祈りつついつもの場所に行くことにしている。そこにいるのはものの10分ほどだけど、いつ見ても、いつまで見ていても飽きない富士山。今回も幻想的な時間が・・・。

FSWで開催するスクールは広大な駐車場にパイロンでコースを作るのだけど、これがけっこう時間がかかる。それで準備のために前日から入るから、御殿場近辺で美味しいものにあずかれる次第。
今回も御殿場駅近くの『ひろ田』に。ここも飽きないね。
白焼きを本わさびでいただく幸せ
今回のうな重は焼き方が好みぴったし
アメリカから半年ぶりに息子が遊びにきた。夜中に起きてパソコンでごそごそやっていたり、電話でミーティングに参加したりしているみたいだけど、それで仕事になるのだから時代は変わった。アメリカで取材活動を始めた頃は手書き原稿をスペシャルデリバリーで郵送したものだ。急ぎの時はLAXのポストオフィスまでクルマを飛ばしたものだ。
今回の上納品(おみやげ)も好みのど真ん中。男同士で傾ける杯もいいもんだ。
今回は京阪電車石山駅ちかくの『ちか定』へ
アメリカでも食べることはできるけど
日本の味を忘れないように来るたびに鰻を食べに連れて行く
今回は関西流地焼きを堪能
6月9日土曜日
スクール開催日の朝は早い
朝6時前に須走から仰いだ富士山
次は2週間後にね
我が家に棲むホットハッチ三態
まだ寒い頃に撮った写真だけど
基本的にAT車に乗る場合は左足でブレーキペダルを踏んでいる。
AT車だと左足の出番がないわけで、左足が『お~い、手持ちぶさただよ~』って言っているような気がするし、右足は常に動いているのに左足を動かさないのは身体の均衡が崩れるような気がするし、アメリカでサバーバンを足に使っていた頃からだから、かれこれ40年近くになる。
因みに、もちろんそれで身体の均衡が保てるとは思っていないけれど、パソコンに向かう時にも左手でマウス、右手でテンキーを操作する。
ルーテシアⅣRSの足元
終の棲家ならぬ終のクルマに選んだルーテシアⅢRSを引っ張り出した時はもちろん右足でブレーキをかけるけど、それ以外はなんちゃってパドルシフトのフィットRSに乗る時もルーテシアⅣRSに乗る時も左足に頼りっぱなしだ。
で、左足に働いてもらうためだけに左足ブレーキを使っているかと言うとそうではなく、左足ブレーキにはいくつかの利点がある。
交差点で止まった時にクリープを抑制することができるし、坂道発進ではブレーキ開放とスロットルの踏み込みが同調できるというのは当然のこととして、実は過重移動と姿勢制御を能動的かつ積極的に行えるから左足ブレーキを使っていたりする。
ルーテシアⅢRSの足元
加速をやめるとリアにかかっていた荷重がフロントに移動を始めるけど、その移動する速度はその時の走行状態によって決まるので、運転手が主体的にコントロールすることができない。つまり加速から減速へのトランジッションは 『クルマまかせ』 になる。
日常の運転で過重移動を意識してどうするの、と言われるかも知れないけど、運転中は他のことができないのだから過重移動を人為的にコントロールして積極的にクルマの動きに関与するのも悪くはない。
スロットルを閉じるとややあって重心が背後に近づいてくる気配がする。移動してくる重心をそのままの速さで遅滞なく前輪にかけることができればスムースなトランジッションが実現できる。だから、背後にやってきた重心がそのまま自分を追い越して前輪にかかるように、スロットルオフとタイミングを合わせて左足でパッドとローターをこすり合わせて抵抗にしてやると、慣性力に頼るトランジッションより素早く正確に過重移動が行える。前輪にかかる荷重を自由にコントロールすることができれば、前輪のグリップを自由に増やすことがができるわけで、より短い距離でのブレーキングも可能になるという寸法だ。
なんちゃってパドルシフトのフィットRSの足元
フロントのブレーキパッドとローターがこすり合い始める位置を左足で探ることができるのなら、左足ブレーキはフロントのロール制御にも有効だ。
峠道を気持ち良く走っている時。時としてクルマが向いている方向と慣性力の方向が一致しない場合がある。オーバースピードでコーナーに入ってしまった時とか、コーナリングを開始してから舵角を増やさざるを得なくなった時などだ。
不用意にスピードを出すのは控えるべきだが、コーナリングを開始する前に、クルマにごくわずかな減速Gが発生し左右前輪に少しの過重が乗ればフロントが落ち着く。速度が落ちないほどの減速Gである必要があるけど、輪加重を意識することで過重が抜け気味になる内側前輪も働かせることができるからだ。あくまでも前後のタイヤのグリップに差が生じない範囲でなければならないが、ノーブレーキで勇猛果敢にコーナリングするのとは180度異なる安定した姿勢を作ることができる。
昔~しNAASCARの取材でマーケティングディレクターブライアン・フランスに話を聞いた
現NASCARのCEO兼会長
ずいぶんと前のことだけど、NASCARストックカーレースの取材で聞いたのは、かなりのドライバーが左足ブレーキングを使っているという事実。トランスミッションはマニュアルだけどデイトナインターナショナルスピードウエイあたりで、3周ぐらいかけてトップスピードに達したら後はシフトの必要がないので、 『遊んでいる左足』 に働いてもらうのだと言う。もちろんその目的は、スムーズでドライバーのコントロール下にあるウエイトトランスファー、トランジッションだ。
あるスーパースピードウエイ用のセッティングだと、右前輪にネガティブ4度、左前輪にポジティブ3.5度のキャンバーをつけ、ブレーキングでしっかりとフロントに過重をかけた時に対地キャンバーがゼロになりあの高速コーナリングが生まれるのだから、トランジッションをスムースに短縮することができれば大きな武器になる。
2リッターDOHC16バルブターボエンジン搭載のじゃじゃ馬
真っ直ぐは速かったけど
その昔。某メーカーの2リッター16バルブターボエンジンを搭載したFF車でレースをやっていたことがある。SCCAのショールームストックというカテゴリー。ロールケージ、セーフティネット、消化器の安全装備以外は全くのノーマル。ブレーキパッドも交換できない。ショールームから出てきたクルマでレースをやろうよと。
FF車は今ほど洗練されておらず、ましてハイパワーのFF車となればもう曲がらない。なにしろサスペンションジェオメトリーを変更してもいけないのだから、とにかく人間がなんとかしなければならない。ストレートはアメ車と互角に走れるものの向こうはFR。コーナーの入り口でも出口でもアンダーステアがこれでもかと顔を出す。
しかたないからスロットル全開のまま左足でブレーキをチョン、チョンして前輪に過重を乗せてなんとか向きを変えていた。マニュアル車で左足ブレーキングを使ったのは、後にも先にもこのクルマだけ。ペダルの位置の関係で、マニュアル車だとどうしても左足が右足に勝てないから。
それから考えると、時間が経っているとは言え、現在のFF車のよくしつけられていること。当時と比べると雲泥の差。だから逆に、クルマに助けられて無事に走れている部分もあるはずなのだから、運転には謙虚でありたいものだ。
ユイレーシングスクールでは年に一度、卒業生を対象に鈴鹿サーキットのレーシングコースでドライビングスクールを開催している。卒業生と言っても、 『ユイレーシングスクールのいずれかのスクールで40分ほどの座学を聞き、イーブンスロットルとトレイルブレーキングをやってみた人』 はみんな卒業生になるのだけれど。
鈴鹿サーキットのレーシングコースでドライビングスクールを開催するのは、国内で安全かつ合法的に最もクルマの性能を引き出すことができる場所だから。
2本のストレートではクルマによってだけれど200キロオーバーを体験できるし、3速でスロットルコントロールしながら上るS字はリズム感を養うことができるし、下りながらのターンインが続くスプーンカーブは力を抜かないと上手く走れないことがよくわかるし、130Rはふだんの生活では経験することのない速度でのコーナリングで長い間横Gを感じることができるし。 走り方さえ理解すれば、愛車の性能を限界近くまで引っ張り出すことができる貴重な場所だ。
YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールをYRS卒業生対象にしているのは、速度域の高いサーキットだからいったん何かが起きると大事になる可能性が高し、クルマを走らせる方法を理解していないとせっかくの鈴鹿サーキットを走っても面白くないだろうから、一度でもクルマを合理的に走らせる方法を学んだ人にレベルアップを目指して走ってほしいからだ。
実際、誰でも参加できるある走行会では、走行開始5分後にコースアウトしてクラッシュしたクルマを回収するためにセッションのほとんどが赤旗中断だったこともある。実にもったいない。
さらに、ユイレーシングスクールでは2時間の走行枠を、1時間のセッションを2回にして間にインターバルを設けている。遠方から来られる人が多いので、1時間だけの走行では効率が悪いし、かと言って2時間連続では走りを冷静に振り返ることができないし、走り方の構築もままならないだろうから、サーキットに無理を言って一度クルマから降りる時間を作ってもらっている。
事前に長文の『鈴鹿サーキットの走り方』や鈴鹿サーキットのコース図を送り、YRSオリジナルビデオの鈴鹿サーキット編を見てもらうのも、『限られた時間でどれだけの進歩を確信することができるか』 を体験してほしいからだ。
今回は鈴鹿サーキットを初めて走る方が5名おられたが、全員が最終的にかなりのペースで周回することができた。ユイレーシングスクール卒業生だからの速さなわけで、走行時間が2時間あったとは言え、ぶっつけ本番ではとうてい達成できない速さを安全に達成することができた、と言っておこう。
全体を通してコースアウトは皆無。スピンしたクルマが2台あったが、どちらも以前にYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールを受講した人だった。(汗)
下のビデオはセッション中に鈴鹿初めての人を引っ張った時のもの。なので全開ではないが、決してラップタイムが遅いわけでもない。
※ IE(Internet Explorer)でビデオを視聴するのが困難のようです。Chromeやsafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい
※ 他のユイレーシングスクールのオリジナルビデオはユーチューブでご覧いただけます。